解雇 (平時における解雇制限が、今回の経済活動停止状態にも適用されるか)
※同様な事例で解雇の事例があったか ニクソンショック、石油ショック リーマンショク、等世界的経済不況時における倒産防止策としての対応
※人員削減の必要性 需要の大幅減少における生産過剰、在庫増大時、人件費削減は最終手段
※解雇回避努力 解雇権乱用とならないか、配置転換、出向、残業の廃止、下請けの解約、希望退職の募集等の努力ができる状態か
※被解雇者の選定の妥当性 解雇しても生活に影響の少ない者か、企業再建、維持に貢献することの少ない者か、 雇用契約において企業への帰属性の薄い者か
※解雇手続きの妥当性 整理順序の妥当性、労働者への説明協議が行われたか 希望退職から行われたか
企業の生き残りができるか すでに廃業、倒産企業が多発していてこの経済状態を乗り越えられる企業がどれだけあるか、特に第3次産業に属している商業、サービス業は
一部の大企業を除き、壊滅的打撃を受けていてコロナウィールス騒動が終焉を迎えても再建が困難な事業者が多いと思われる。戦後間もない頃のように
対国内向け農業、漁業、日用品製造業においては回復への時間は短いかもしれないが、地球規模の大不況においては輸出製品製造業の回復にはタイムラグが
大きく、これまでの最初に挙げたショック不況の時とは状況が変わっていると考えられる
各種助成金は、モルヒネ療法に近い 政府は、今回の経済界、労働界に多くの助成金を捻出してこの危機を乗り越える手段として、莫大な補正予算を組んでいるが
日銀債(赤字国債)は次世代への借金でもある。この緊急事態においては生命維持のために、致し方のない手段でもあることは認めざるを得ない。しかし
この治療費は、いつかは支払わなければならない(ある国においては超インフレ時この債務をチャラにしてしまった例もあるが)
国債の信用性が高いことで維持されている面を考える場合、いつかは、武士は食わねど高楊枝を演じなければならない場面もあるかもしれません
超えられない山はない 皆で外出自粛令を1ヶ月以上耐えてしのんできた。ぼつぼつもう良いかと、希望的、理論的裏付けを基に解除できる兆しが見え始めてきたが
タガの緩んだ桶のようにこれまでの我慢の反動が出て、取り返しのつかない行動を起こさないかという危惧もある。消化器の病の場合、絶食のあと、重湯、米粒の少ないお粥
普通のお粥、そして普通食へと段階的食事療法をとりその後栄養を十分取って体力の回復を図るのと同様にして、急激な療法によるトラブルを避けて
脱落者を少なく抑えて体力を十分付けてから高い山の頂を目指し皆で超えていくことでこれまでの苦労が報われるというものです。