物価構成の材料費の上昇は、賃金上昇抑制と企業努力でここまで凌いできましたが、今回のロシアによるウクライナ侵攻を発端により、原油価格高騰、穀物価格の高騰は世界大戦時下を除いて全世界に空前な物価上昇をもたらしました。ところが、それに賃金上昇は追いつかず実質賃金は―0.2%となってしまい ました。ロシアにおける進攻は、まだ激しさを増すと言われておりウクライナのロシア併合のは現実味を帯びてきました。第二次世界大戦後北海道分割論が 戦勝国の欧米、中国、ソビエト間で議論されていましたが米国の反対で それは、実現しませんでしたが終戦間際までソビエトは連合軍に加盟していず 日本の敗戦が確定したとき急遽北方領土はもちろん北海道をも今の北朝鮮、韓国 二分割した手法で分割占領を主張した経緯があったようです。勝てば官軍負ければ賊軍の諺通りそれが実現していればもっと日本の自由は制限されていたと考えられます。今朝のニュースでも取り上げていましたが日本は、政治、経済の スパイ活動はオールフリー状態なようです。現在の民間で利用されている先端 技術は、即軍需産業への利用価値が十分あり企業の研究者への他国からのアプローチが激しさを増していることのようです。それを防ぐ手段は皆無なようで、 国としてそれらの技術、研究ソースはしっかり管理下に置かないと以前の日本がとってきた産業構造は、先進国の基礎研究等の成果を利用して製品化して外貨を稼いでいました。それでは、後進国との低コスト競争では立ち行かなくなり 基礎研究、資源利用、リサイクル利用技術により高付加価値化された物、技術で日本の経済を発展維持をしていかないとなりません。それを安易に産業スパイを通じて国外で利用されていては、無資源国日本においての生きる道を閉ざす こととなってしまいます。今回のコロナワクチンにについていも基礎研究では 欧米並みに進んでいたようですが、結局 欧米の薬品メーカーのワクチンを購入せざるを得ない状況でした。漁夫の利というのは例えが不適切かと思いますが、ファイザー社の売り上げ利益は莫大な額だったようです。それによって多くの 国民の生命が救われたことはありがたいことですが、日常から、各分野の研究者の待遇を厚くし、自前の技術を出来るだけ製品化、システム化に利用する方向にいかないと労働人口の激減化が目前に控えている今こそ喫緊の時期と思います。 最近まで、技術発明、特許申請数はアメリがダントツでしたがここへきて中国や 東安アジア諸国の発展ぶりはそれを抜き去ってきてしまいました。
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